Home > 動物 > ツシマヤマネコ交通事故ゼロ1年...生息数減?防止策奏功?

ツシマヤマネコ交通事故ゼロ1年...生息数減?防止策奏功?

  • Posted by: 自然科学.net
  • 2009年3月 2日 10:58
  • 動物

ツシマヤマネコ交通事故ゼロ1年...生息数減?防止策奏功?より

 長崎県・対馬に唯一生息するツシマヤマネコの交通事故ゼロ記録が8年ぶりに1年を超え、あと17日(3月17日)で過去2番目の記録と肩を並べる。

 車の接近をヤマネコに知らせる反射板を設置したことなどが功を奏したのか、生息数が減ったのか--。正確な理由はわからないが、環境省対馬野生生物保護センターは記録更新に期待を寄せている。

 センターによると昨年2月1日、車にはねられたとみられるヤマネコが道路上にうずくまっていたのを保護してから事故は起きていない。28日現在の無事故記録は393日となる。1992年度に統計を取り始めて以降、2000年11月11日~01年12月25日の410日に迫る記録だ。

 92年度以降、48匹が交通事故に遭い、41匹が死んだ。親離れしたばかりのヤマネコが餌を追って道路に飛び出すなどしてはねられることが多かった。

 環境省と県、対馬市は98年からヤマネコの事故防止を呼びかけるキャンペーンを実施しており、車のライトを赤く反射してヤマネコに危険を知らせる反射板を道路沿いに設置するなどしてきた。森林管理署なども国有林内に水飲み場を設けたり、下草が生えるよう間伐を行ったりして生息しやすい山作りを行っている。

 センターの佐々木真二郎・自然保護官は「事故は若い個体が犠牲になることが多く、群れの存続に与える影響が大きかった。ドライバーへ普及啓発を進め、より良い道路づくりの努力をしていきたい」と話している。

 ただ生息数そのものの減少を懸念する声もある。現在の推定生息数は80~110匹。1960年代は250~300匹が生息していたとされる。交通事故のほか開発で生息域が狭まったり感染症にかかったりして減少傾向にある。野生動物は個体数が100を下回ると血縁が濃くなり、多様性が失われたり抵抗力が弱ったりして絶滅の危険性が極めて高くなるとされる。(島居義人)

Home > 動物 > ツシマヤマネコ交通事故ゼロ1年...生息数減?防止策奏功?

Search
Feeds
PR
あわせて読みたいブログパーツ
ページランクマニア

Return to page top