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太陽系 Archive
<月>「永久日照地域」存在せず 「かぐや」データで判明
- 2009年2月 3日 10:34
- 太陽系
月面上に1年を通して太陽光が当たる地域が存在しないことが国立天文台の研究で初めて明らかになった。月探査衛星「かぐや」のデータを分析した。自転軸の傾きが小さく高い山がある月の表面には、常に日が当たる永久日照地域があると考えられ、そこは太陽光発電を備えた月面基地の有力候補地になると期待されていた。成果は米地球物理学会誌に発表した。
研究チームは、月の北緯85度以北と南緯85度以南の地域の地形を、かぐやの高度計データを元に再現。2000年1月1日から毎日午前0時の日照を、2000日分にわたって分析した。
その結果、最も日当たりのよい地点の日照率は北極で89%、南極で86%となり、どの地点も影になる時期が存在することが分かった。地球の1年に当てはめると、北極では324日、南極では314日が日に当たる計算になる。1年のうち80%以上、日に当たる場所はクレーターの周縁部に多かった。
一方、常に影になる地域は従来の予測通り、今回の分析でも南北両極ともに存在が確認された。
今回の分析で、永久日照地域の存在は否定されたが、極地は氷が存在する可能性が高いだけに引き続き月面基地の候補になる。野田寛大・国立天文台助教(惑星科学)は「こうした環境要因が分かれば、発電装置や実験施設などの設計に役立つだろう」と話す。【永山悦子】
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「生物がいる可能性が高い太陽系内の星」トップ5
- 2009年1月21日 10:30
- 太陽系
太陽系内で「地球外生命体」を探すとしたら、歩いたり話したりする緑色のヒトをみつけるというよりは、いくつかの細胞をみつける、ということになるだろう。けれども、どんな形であれ、地球外に生命をみつけることができたらすごいことだ。最も可能性が高い星5つについて紹介しよう。
1.エンケラドス
土星の衛星の中で6番目の大きさを持つエンケラドスは、生命が存在する最有力候補と言われている。
適度な温度があり、水と、単純な有機分子が存在していると見られるからだ。エンケラドスの表面を覆う氷は、そのおよそ99%が水が固体となったものと考えられており、氷の下に液体の水が存在する可能性は十分にある(日本語版記事)。
土星探査機『カッシーニ』が2005年にエンケラドスに接近して観測した際には、炭素、水素、窒素、および酸素という、生物の成長に欠かせないと考えられている有機分子が存在する可能性が示された。
また、この衛星の中心部には煮えたぎる溶岩が存在しているとみられており、生命の誕生が可能な適度な温度が得られる可能性がある。
[エンケラドスの平均表面温度は最高で145Kとされるが、地下に液体の水が存在し貯水池のような役割を果たしている可能性があり、次項のエウロパ同様、熱水噴出孔の周りに生命が生まれる可能性も考えられるという]
2.エウロパ
木星の衛星であるエウロパも、地球外生命のたまり場になっているかもしれない。水が存在し、火山も活動している可能性があるからだ。
衛星の表面は氷で覆われているようだが、その下には液体の水の海が隠れている、と推測する研究者は多い。[エウロパの表面は、少なくとも厚さ3km以上の氷で覆われており、所々にひび割れが走っている]
また、[海底の]火山活動によって、生命を支える熱と、有機生命体に欠かせない重要な化学物質がもたらされている可能性がある。地球上におけるのと同じように、微生物生命体がエウロパの熱水噴出孔近くで生息しているかもしれない。
[木星からの潮汐力で発生する熱によって、エウロパ表面の固い氷層の下は、深さ数十から百数十kmにわたって氷が融け、シャーベット状ないし液体の海になっており、地球の海洋深部にあるような熱水噴出孔も存在すると考えられている。
地球上の、太陽光がまったく届かない深海における生命体調査の結果、生命には必ずしも太陽は必要ではなく、水とエネルギーがありさえすればよいということが明らかになった。このことから、エウロパの光の届かない海洋でも、地球外生命存在の可能性があるとされる]
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