- 2009年2月 7日 11:21
- 治療
死因が「肺炎」だったことが明らかになった元タレントの飯島愛さん。高齢者ならともかく、36歳という若さで肺炎が命を奪う可能性はどれぐらいあるのか。専門医で女医でもある大阪厚生年金病院呼吸器内科医長の鈴木夕子医師に聞いた。
まず、36歳の女性が肺炎で死亡するのは「非常に珍しいこと」と語る鈴木医師。ただし、「肺炎の中でも間質性肺炎は若い女性でも悪化し、死に至ることもあります。一般的な細菌性肺炎などは、よほど免疫低下の状態でなければ、死に至ることはめったにありません」という。
飯島さんは死の直前までつづっていたブログなどで、精神的に追いつめられていたことが分かっている。
「精神的につらい状況で食事もとらず、栄養状態も低下している時に、肺炎になり適切な治療を行わなければ死に至る可能性はあります。うつと肺炎に直接因果関係はないと思います。ただ、うつで免疫低下を引き起こすという報告はあり、同世代の(心が健康な)女性よりは免疫低下の状態にあった可能性はあります」
何らかの事情で飯島さんが資金繰りに困っていたという関係者の証言もあった。仮に飯島さんのようなスリムな体形で栄養状態が良好ではない場合も危険をはらんでいるという。
「うつで食事が不規則だったり偏食だと明らかに栄養状態は悪くなり、免疫低下につながります。その意味では関連があるかもしれません」
残念なのは、治療が十分可能だった、とみられることだ。鈴木医師はこう話す。
「一部の特殊な肺炎をのぞき、一般的には適切な治療をすれば治癒する病気です。予防法は、栄養と睡眠をきちんととること、また咳や熱など風邪症状と思えるものでも長引いたら医療機関を受診することです」
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